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今を生きる大学生の日記

「最速でおしゃれに見せる方法」を読んで おしゃれって?

最近読んだ本

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「最速でおしゃれに見せる方法」です。

著者は バイヤーもやっている MBさん

僕がこの本に出合いはyoutubeでMBさんとホリエモンがファッションについて話していたことがきっかけ。
そもそも僕はホリエモンに対してあまり良い印象はない、(多少本をかじった程度の見解ではあるが)
だからこそその周りにいる人たちを眼を凝らして見てみたくなった。
さらにこの本はAmazonで三位になったほど売れたらしく、そこに日本のリアルを感じた。

この本ではまずおしゃれになるということがどんなものかを述べている。
その後日本人のファッションを軽く分析しつつ本題が始まる。
そして、シルエットや独自のルールをユニクロをはじめとして低価格帯の服でいかにおしゃれに見せるかを各アイテムごとに説明がある。


そしてここからが僕の感想になる。
率直な僕の感想は、
この著者とは服に対しての感覚が違うというところだ。

僕は自分の気に入ったものを着る自由こそファッションだと思っている。
もちろんTPOを言い出したらきりがないが、自由に着るからそのスタイルがストーリーを醸し出す。

・全身アウトドアブランドロゴを付けて車に乗るアウトドアおじさん
・上下シュプ×ヴィトンを着た中国人
・ソールの取れかかったダンロップのスニーカーを履く大学生
・カナダグースにベナッシを履いてショッピングモールに来る子連れやんちゃお父さん

みんな好き勝手で面白い

しかし、彼らがおしゃれを考え出したときにこの本を手に取っていたらどうだろう。
きっと整った格好になっているだろうが僕は大いにつまらなく感じる。
カナダグースはナイキのベナッシと合わせることで本領を発揮しているようにも感じる(笑)

もともと洋服はその人によって買う場所、テリトリーは限られていたのではないだろうか。
その中で自由におしゃれを工夫する。
近所のユニクロメインの人もショッピングモールメインでも駅ナカでも、、
そして好きな人は自分で情報を集めて新しい服、お店を探す。
それがインターネットで区分けがなくなったように感じる。
その結果、世の中のアパレルは陣地の取り合いになり、目に見える価格、ベーシックなシルエットでファストファッションが軍配が挙がる。
おしゃれに熱の有り余った人もユニクロに見事に収まってしまう。

そもそもなぜそこまで周りの考える「おしゃれ」に合わせたがるのだろうか。
なぜ周りの国のスタイル(アメカジ、トラッド、ドレスなど)に翻弄されるのだろうか。
僕には理解できない。

ところで、、、、
おしゃれになると「モテる」「自信がつく」「印象が良くなる」。
みなさんも見たり聞いたりしたことないだろうか。

なんでも簡単に手に入るようになったなあ。
人付き合いはそんなインスタントなのか。
それでできた恋人はあなたを人間として見ているのか疑問である。


僕はヨーロッパとかアメリカのスタイルに媚びるような日本人よりそこにある洋服を自分なりにに着るサムライをおしゃれだと思う。
多少言い過ぎだがこれが僕の本音。